ヨガでいう「アーサナ」は、現在のレッスンでは、主にヨガのポーズを指す言葉です。「アサナ」と表記されることもあります。特定の一つのポーズの名前ではありません。
「〇〇アーサナ」という長い名前が出てきても、まずは「ポーズの名前なんだな」と受け止めてみてください。名前の意味を知ることと、実際にどう動くかを確認することは、分けて考えられます。
この記事では、アーサナの基本的な意味と、レッスンや解説記事で見かけたときの読み方を整理します。ポーズの種類をたくさん覚えるための記事ではありません。
アーサナの意味は「姿勢・坐法」。今のヨガではポーズのこと
アーサナはサンスクリット語の「āsana」です。日本語では「姿勢」「坐法」などと説明されます。坐法とは、座る姿勢のことです。アーサナはヨガの実践の一部で、ヨガ全体と同じ意味ではありません。
ヨガの教室を運営するフレアプラスの用語辞典でも、坐法・姿勢という意味と、現代のヨガではポーズを指す使い方が説明されています。
そのため、「アーサナは座ることだから、立っているポーズは含まれない」と限定する必要はありません。現在のヨガでは、立つ姿勢や前屈などもアーサナとして紹介されています。
古い文献での意味や実践の位置づけと、いま受けているレッスンでの使い方が、まったく同じとは限らない点も押さえておきたいところです。
「〇〇アーサナ」は、一つのポーズの名前として読む
サンスクリット語のポーズ名には、アーサナが組み合わされているものがあります。ヨガジャーナルの用語解説でも、名前の後半に付く「〇〇アーサナ」を、ポーズ名として読む説明がされています。
たとえば「パドマ・アーサナ」は、「パドマ(蓮華)」と「アーサナ(姿勢・坐法)」を組み合わせた名前で、蓮華座を指します。「パドマアーサナ」「パドマーサナ」と書かれることもあります。
「パドマーサナ」のように言葉がつながった表記では、末尾がそのまま「アーサナ」になっていなくても、別の種類のポーズを意味するわけではありません。カタカナ表記の違いだけで判断せず、日本語の呼び名も確認すると読み取りやすくなります。
ここでは名前の見方だけを紹介しています。名前が分かっても、それだけで手足の位置や動き方まで分かるわけではありません。
知らない名前が出てきたら、日本語の呼び名や説明、講師のお手本も確認しましょう。音だけを手がかりに姿勢を決める必要はありません。
アーサナと太陽礼拝は、何が違う?
アーサナがポーズを指すのに対し、太陽礼拝は、複数の姿勢を順につないで行う一連の動きとして紹介されます。
「アーサナ」という単語だけでは、どのポーズをどの順番で行うのかは決まりません。一方、「太陽礼拝A」のように形式を指定すると、その流れに沿って姿勢や移動を確認できます。
一つずつの姿勢と、それをつなぐ順序を分けて見たい方は、太陽礼拝Aの順番・呼吸と無理のない始め方も参考にしてください。名前を覚えるために、流れを全部行う必要はありません。
レッスンで名前が分からなかったら、動き方を確認する
聞き慣れない名前で迷ったときは、分からない部分を具体的に質問できます。
- 「今のポーズは、日本語では何と呼びますか」
- 「どこに手を置くのか、もう一度見せてもらえますか」
- 「この姿勢が難しい場合は、どのように調整すればよいですか」
これらは質問の文例で、著者自身の体験談ではありません。
用語が分からないことと、ポーズが難しいことは別の疑問です。名前を覚え直すより、いま必要な動き方を確認したほうが役立つ場面もあるでしょう。分からないまま急いで姿勢を取らず、講師の説明を確認してください。
クラスのペースや、初回に何を確認すればよいかが気になる方は、初心者がレッスン前に確認したいこととクラスの選び方にまとめています。
まとめ|意味と動き方を分けて確認しよう
アーサナは、現在のヨガでは主にポーズを指す言葉です。「姿勢・坐法」という意味があり、特定の一つのポーズだけを表す言葉ではありません。
長い名前を見かけたら、まずはポーズ名として受け止め、日本語の呼び名や動き方を確かめてみましょう。言葉の意味が分かったあとも、実際の姿勢で迷うことは講師へ確認できます。
参考にした情報
- フレアプラス:アーサナ(アサナ)の意味 — 用語の意味、現代のポーズとしての使い方、表記例を参照。
- ヨガジャーナルオンライン:アーサナとは — 坐法としての説明を参照。歴史の年代やポーズ数は本文へ転記していません。
- 伊藤香奈/ヨガジャーナルオンライン:知っておきたいヨガ用語20選 — ポーズ名の後半に付くアーサナの説明を参照。
- フレアプラス:蓮華座(結跏趺坐・パドマーサナ) — ポーズ名の表記と蓮華座との対応を参照。動作の手順はこの記事では紹介していません。
情報確認日:2026年10月18日。











